焼き鯖と福井梅
「鯖と梅のワルツ」
かつて美食家の北大路魯山人に「若狭の鯖の味を知らねば、 鯖を論じるわけにはいかない。」と言わしめた福井の鯖。その昔、福井から京都まで、人々は塩鯖の桶を背負って約72kmの道のりを歩きました。峠を行き交う人々によってえぐられた山道は「鯖街道」と言われ今も残っています。そこまで苦労して運ぶ価値がある本物の味、それが福井の鯖です。福井には鯖の調理法が数多くあります。その中で地元の人たちが口をそろえて美味しいという食べ方は「焼き鯖」。福井では竹ぐしを刺して丸焼きにした鯖を、アツアツの状態でほおばるのが地元の人の楽しみ方です。
